昨年秋から、小波津祐一(こはつ・ゆういち)先生による「小波津式神経筋無痛療法」の治療やセミナー開催などのため、海外出張に同行させていただいています。同行した認定院生は、海外でたくさんの経験を積み、学ばせていただきました。
フランクフルト、デュッセルドルフ、ロンドン、ウランバートル、メルボルン、ロサンゼルスに続き、今回は、ドバイに行ってきました。映像でしか見たことのなかった、あの近未来的な光景が目の前に広がった瞬間はさすがに大興奮でした。ドバイ、なんかすごかったです！今回は、現地で開催されたイベントに参加させていただきましたので、その様子をご報告します。
『Japan Culture-Con』inドバイ初開催
[画像出典]ジャパン・カルチャー・コン
世界に誇る日本文化や伝統、芸能などを海外へ発信する大型日本文化フェスティバル『Japan・Culture-Con』。今回、そのイベントが日本人プロデュースによりドバイにて初開催となりました。世界一の超高層ビル『ブルジュ・ハリファ』に隣接するドバイで最も有名な公園『ブルジュパーク』を舞台に、アート、音楽、文化、ダンス、食事、着物など 日本の「衣食住」に関するあらゆる伝統文化をドバイで再現。 ドバイ在住の外国人を中心に、日本文化を好む大勢の方が参加され、大盛況の3日間となりました。
[イベント前ブルジュ・ハリファ前で記念撮影]
小波津式一行も、今回その一角にブースを設けて、参加された方に技術を体験していただきました。周りには、オロナミンCや無印良品などの有名企業も多く出店されていたり、ライブステージでは、日本のアーティストによる歌や演奏が常に行われていて、終始盛り上がっていました。特に、クレイジーケンバンドさんのステージは見応えがあり、つい聴き入ってしまいました。
体の不調は世界共通…
[イベントは夜まで続きます…]
お越しいただいた方には、日本での施術と同様にカウンセリングを行います。もちろん、通訳さんを通じてですが、海外に行く度に「英語が話せれば…」と痛感します。それはさておき、お話を伺うと、「肩が痛くて腕が上げられない」「何年も腰の痛みが続いている」など、日本でもよく聞くような体の不調を訴える方がほとんどでした。
意外にも？ドバイには日本のように、あちこちにマッサージ店や整体などがあるわけではなく、カイロプラクティック専門店がちらほらとある程度だそうです。しかし、あまり治療効果を得られず、何年も不調を抱えたまま困っている方が多いようです。ブースにいらした方の中には、「これを受けて良かったら続けて通えるの？通えないなら今日受けても仕方ない。辞めておくわ」と断られるケースもあり、本気で治療を望んでいるのだと実感しました。
施術の効果に号泣！
[ベッドを並べたブース内で施術中の櫻井]
僕が対応させていただいた方の中にも、痛みがあり腕が思うように上げられず悩んでいる女性がいました。状態を確認するため、最初に行う可動域のチェックでは、痛みがあり右腕が真っすぐ上げられず、この状態が数年続いているとのことでした。今までに、カイロプラクティックの施術を受けたこともあるようですが、誰に施術をしてもらっても効果が出ず、「このまま痛いままなのかな…」と諦めていたところに、僕たちのブースを見つけてくださったようです。
小波津式の施術では、無意識な体の反射を利用して「神経」にアプローチすることで、あらゆる体の動きを回復させます。不調に合わせていくつかの手技がありますが、いずれも短時間で行います。早速、彼女にもベッドに横になっていただき施術を始めます。今回、僕が行ったのは、足首に触れる一つの手技のみ。肩の不調を訴えていましたが、神経というのは全身につながっているので、不調箇所に触れなくても効果が出ます。
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【Before】
[右腕がこれくらいまでしか上がりません]
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両足の足首を施術した後、もう一度起き上がっていただき、最初と同じように片方ずつ腕を上げてもらうと・・・右腕が耳に着くまで上がっています。するとその瞬間、なんと大号泣！！
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【After】
[痛みなく腕が上がったことに感極まって思わず涙]
「こんなに何年も苦しんでいたのに一体どうして？！信じられない。あなた、すごいわ！嬉しい！本当にありがとう！」そんな風に大変驚かれながら、熱い抱擁までしていただきました(笑)。「一緒に写真を撮らせてちょうだい！」とツーショットで写真撮影し、笑顔でブースを去っていかれ、僕もとっても嬉しかったですし、さらに自信がつきました。
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[嬉しくて笑みを浮かべながら、何度も腕を上げています★]
[喜んでもらえて嬉しいです♪]
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このように感動して泣いて喜んでくださった女性が多数いらっしゃいました。もちろん、女性だけではなく男性も来てくださり、施術後、あまりにも腕がすっと上げられたため、施術前と角度が変わっていることに気が付かないほどでした。写真を見せて腕の上がり具合を確認してもらうと、戸惑いを見せながらもご満悦でお帰りになられました。
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【Before】
[このくらいまでしか腕が上がりません]
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【After】
[ご自身は施術前と同じ感覚で腕を上げていたそうですが、角度の変化にびっくり！]
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皆さん口を揃えておっしゃったのは、「早くドバイに支店を出してくれ」ということでした。おかげで、僕たちもより自信を持って、この技術を世界に発信していけると確信しました。
小波津式を世界に！！
今まで、世界で活躍するあらゆるスポーツ選手や難病患者を治療してきた小波津先生ですが、今後さらにこの技術を世界に広めるための活動にも注力しています。今回のように未開拓の地でイベントに参加したり、出張先で施術を受けていただいたり、僕たち認定院生もそのお手伝いをさせていただいています。昨年11月には、モンゴルの医療関係者を中心に説明＆体験会を開きましたが、その際も「次はいつ来てくれますか？！」と積極的な姿勢を示してくれたことも印象に残っています。
現在、今までに訪れた地域で認定院を作ろうか、という計画が始動しつつあります。そうなると、僕が海外に出る時間が今年よりも増えるかもしれません。その時は、皆さん、ご協力をお願い致します。本気で英語、頑張らないとダメだな(笑)。
★「ドバイ紀行～プライベート編～」に続く！
代表：櫻井正智
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