心と体の健康

ココロとカラダをととのえる~補腎術~

あっという間に2月です。早いですね。この調子で行くと気づいたら12月!?って事になりそうです(笑)みなさん、今年の目標は立てましたか?私は先月でも書きましたが、ダイエットを継続して健康な体づくりが個人的な目標です。ゆらりら的には、オンラインでのサービスの環境づくり、ヨガ・セミナーの充実が目標です。ダイエット指導も予定していますので興味のある方は、楽しみにしていてください。

冬の不調

1年で最も寒いと言われている2月。暦の上では立春を迎えて春?なのですが、3月の上旬までは、冬の扱いで良いかと思います。この時期は、寒暖差や気圧の変化による不調が出やすいです。特に、寒さはカラダを縮こませるので、姿勢が悪くなり呼吸を浅くさせます

また、この時期は「恐れ・不安」の感情が出やすい、感じやすいのが特徴です。姿勢が悪い(猫背)と、脳は勝手に、「この人は何かを恐れてる?」「不安を感じてる?」と勘違いしてしまいます。カラダの使い方で感情と結びついて不調を起こしてしまうこともあります。ですから姿勢って大切なんですよね。お家にいる時も外出する時も温かくしてカラダが縮こまらないように心がけましょう。

呼吸で1日をリセット

そして、呼吸。寒さに影響されやすいので、ゆっくり大きく胸を開いて行いましょう。こまめに短い時間で良いので意識を持ってもらうと効果的です。さらに、疲労感をとりたい、やる気が欲しいなら、お風呂でカラダが緩んでいる時に長めに呼吸をして下さい。お布団に入って呼吸するのも良いですね。今日1日頑張った自分への労いとご褒美をイメージして呼吸しましょう。そのまま寝落ちしても構いません。深い呼吸とイメージによって、シッカリと脳に記憶され、睡眠の質が上がります。

ヨガニードラのすすめ

「眠りのヨガ」と言われ、究極のリラクゼーション効果があるとされる「ヨガニードラ」をご存知ですか?オーソドックスなやり方では、楽に横になった状態で、自分のカラダの部位一つひとつに意識を向けていきます。全身に柔らかく意識を移していくことで、意識的に緊張を緩める練習とも言えます。

声の誘導があるとやりやすいですが、セルフでもできます。横になり、頭のてっぺんから両手の指先、両足の爪先まで、サーっとスキャンするように意識を向けてみます。もし、余計な力が残っていることに気づいたら、意識的に力を緩めてみましょう。特に、無意識に力が入りやすい、おでこ、目の周り、こめかみ、あごの噛み合わせなど、まだまだリラックスできるところがあるかもしれません。

五行説で見る「冬」

古代中国で生まれた哲学の1つに五行説があります。宇宙に存在するすべてのものを「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類する考え方です。冬は、この五行説の中で「水」に当たります。五行は、さらに、五臓六腑の性質とも関連があり、「水」の気と関係するのは「膀胱」と「腎」です。そのため、冬はこの2つを補うと良いとされています。

さらに、五行説には、それぞれの性質がお互いに影響し合っているという「相生説」「相克説」の考え方があります。

*相生説・・・五行の要素のどれかが、別のどれかを生み出す関係
*相克説・・・五行同士の強弱のバランスから見る関係

そもそも「水」の気は、五行の中で一番パワーが弱いと言われているので、『補腎=腎の気を補うこと』は1年通して必要かなと僕は考えています。特に、冬の時期はいつも以上に意識を高く持ちたいですね。

腎を弱らせる「味覚」とは?

「相克説」で見ると、気をつけたいのは、「土」の気を抑えること。食べ物では「甘い物」がポイントになります。特に「お菓子」「デザート」です。ついつい、おいしい誘惑に負けそうになるかもしれませんが、冬(補腎)の時期、「お菓子」は控え目にしてほしいです。この「甘味」が腎機能を弱らせてしまうからです。腎機能が弱ると、眠気や集中力の低下を感じたり、焦りや不安感、イライラなども出やすくなります。

とは言っても、食べられないことでストレスを感じては身も蓋もないので、食べる時は、量に気をつけて食べ過ぎないようにしましょう。もしくは、血糖値の急上昇を防ぐ<ビタミンD><亜鉛>の多い食材を摂っておくと、保護してくれるので、上手に食事に取り入れて下さい。

甘いものが欲しくなったら、僕のオススメは、もし可能なら、お菓子ではなく果物で置き換えたいですね。この時期ですと、みかん・りんご・デコポン・イチゴ・キウイなどで調整してみて下さい。ココロをととのえる効果もあります。

☆ビタミンDの効果☆

・免疫機能アップ
・骨の健康強化
日光浴と食事から摂取できます。
コロナ感染予防の観点から世界でも注目されています!

カラダからととのえる「腎」ケア

腎の機能をカラダから高めるには、足首周りと足裏・足指がポイントになります。特に、内踝(内くるぶし)から指4本分上にある「三陰交(さんいんこう)」、内踝の横にある「太溪(たいけい)」、足裏の「湧泉(ゆうせん)」のツボ。ここを優しく刺激したり、摩ったりするのも効果的です。

足首周りには沢山の重要なツボがありますので、よく動かしたり、シッカリ温めたりすることが重要になります。冷えを感じている人、気力の湧かない人は、足首をカバーする靴下にプラスして、レッグウォーマで対策しましょう。

最後に、皆さん、ご自分の「足指」を確認してみて下さい。親指から小指まで床面にきちんとついていますか?「浮き指」になっていませんか?長年の靴による影響もありますが、腎機能が弱ると浮き指になってしまいます。この状態で生活が続くと、重心が後ろに偏り、バランスを取ろうとするため、足首・膝・腰・背中・肩・首などに負担がかかり、あらゆる不調の原因につながってしまいます。

脱・浮き指!

対策としては、
1)足の全部の指を一本ずつ左右にゆっくり10回ずつ回しましょう
2)足の指と指の間に手の指をギュッと入れて、足首ごと左右に10回ずつ回してみます

日頃、足の指に意識することは少ないと思いますが、このようにセルフケアしたり、日頃から足指を使う意識を持って歩くと良いかもしれません。全身の土台となる足裏・足指を意識することは、姿勢の改善にもつながりますよ。

代表 櫻井正智

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