心と体の健康

メンタルスパイス~年末年始のセルフケア~

皆さん、ココロとカラダをととのえてますか?11月は出張の関係でご予約の調整をお願いすることも多く、会員様には大変ご迷惑をおかけ致しました。いつも快く対応していただき感謝致します。LINEメッセージやブログでもご報告した通り、ドイツイギリスでの小波津祐一先生による治療及びセミナー開催に同行させていただきました。

先月半ばには、長谷部選手が15年振りに帰国し、フランクフルトの一員として試合に出場していましたが、実はドイツでお会いする2週間ほど前にヒザの内側じん帯を損傷する怪我を負われていました。とても試合に出られるような状態ではありませんでしたが、今回ピッチに立てるまでに回復されたことが嬉しかったです。

もちろん、ご本人の努力あってこそですが、小波津式が関わらせていただいたことも確か。目の前にいた選手が、大舞台で活躍する姿はなんとも感慨深かったです。僕も、小波津先生のように一流選手たちからも信頼していただけるような治療家を目指して頑張ろうと決意した瞬間でもありました。



そして、11月後半にはモンゴルへ!現地では、医療関係者や体育大学の先生や学生さんたちに、小波津式のメソッドを伝えるためのセミナーを開催し、技術も体験していただきました。

現地の皆さんは人柄が穏やかな一方、技術に対してはとても情熱的で「このままモンゴルに残ってくれないか?!」と懇願されるほどでした。さすがに残るわけにはいきませんでしたが、近いうちにまた訪問させていただく機会がありそうです。



濡れたタオルが凍るマイナス20度という極寒の中、やはり朝は散歩をして(笑)、モンゴル相撲メダリストのお宅にお邪魔したり、なかなかガチな感じでモンゴル相撲を体験させていただいたりもしました。モンゴル相撲が想像以上にハードで、数分の間に何度投げられたことか・・・。徐々に青白くなる僕の顔色を見て、試合終了となりました(笑)。帰国して3日経ちますが、未だに全身が筋肉痛です・・・。

最終日には、川の水が凍るような極寒の大草原で、ゲル(テントのような遊牧民の住居)の中にも入らせていただいたり、野生の乗馬体験までさせていただき感激!ドイツとイギリスでは観光らしいことがほとんどできなかったので、楽しかったです。詳細は、またブログなどでもご報告しますので、楽しみにしていてください。

冬の寒さには「お肉」でエネルギー補給を!



寒い季節を乗り切るには十分なエネルギーが必要です。お肉からタンパク質をしっかり補給することが、冬の養生につながります。スーパーなどで手に入る、鶏肉、豚肉、牛肉ももちろん良いですが、滋養のためには、羊肉、鴨肉、馬肉、鹿肉などがベター!中でも、豆類を主食とする鹿肉は、豆からのタンパク質も同時に摂取できることから、特に女性にはオススメです。

とは言え、外食に行ってもなかなか出会うことは少ないですが、11月~3月くらいまでは、日本でも狩猟が解禁され、「ジビエ」と呼ばれる天然の野生鳥獣の食肉を提供するレストランや居酒屋が増えるそうです。旅先などで見かけたら、チャレンジしてみるのもいいですね。弱った体が元気になると思いますよ。

年末年始に効くツボはココ◎



心身共になんとなく忙しくなる師走。今年は飲み会やお出かけの約束も増えて、ちょっと気が重かったり、胃腸が疲れ気味だったりする人もいるかもしれません。そんな時に要チェックのツボをご紹介します!

1)やる気アップ!全身を活性化して年末年始を乗り切りたいなら【天地】

場所:乳頭の外一寸(親指一本分の幅)のところ。
両手の親指を使って両方同時にやさしく押してみてください。場所が合っているか不安だったら、両手の手根(親指のつけ根)を使って、そのあたり全体をやさしく刺激するだけでも大丈夫です!

2)飲み過ぎ食べ過ぎによる吐き気・乗り物酔いには【内関】

場所:手首内側のシワの線上の真ん中から、指3本分のところ。
親指と中指で腕を挟むようにして、ギューッと押してみてください。この時中指が触れる内関穴の間裏には【外関穴】というツボがあります。肩こりや首こりに効くツボなので、同時に押せば一石二鳥◎

3)余分な水分を出してむくみをスッキリさせたい時は【承山】

場所:くるぶしの間にあるアキレス腱と膝裏のだいたい中間地点。※アキレス腱から膝裏に向かって指でなぞった時に指が止まる場所。
膀胱や腎機能の低下によって、むくみやすい季節。両手の親指を使ってふくらはぎを押し上げるように押してみてください。フォームローラーなどを使ってやさしく刺激するのも良いですね!お家に眠っている健康グッズはありませんか?(笑)

「冬至」も明るく前向きに



一年でもっとも日照時間が短い冬至(12月22日)を迎えます。寒い冬を乗り越えるために、食べたものを蓄え、心も体も本格的な「冬眠モード」に突入です。先月号でもお伝えした通り、この時期は心の状態も内側に向かいやすい傾向があります。喜怒哀楽の移り変わりが鈍く、嬉しい楽しいという気持ちよりも、不安や恐れなどマイナスな感情が強く出やすくなります。

自然な反応ではあるのですが、このままではせっかくの外食や年末年始のイベント事も気分よく過ごせません。そこで、体の基礎となる消化力や免疫力を強化し、血行を促進する工夫を取り入れていきましょう。

<食事編>冬至の七草のひとつ「カボチャ」を食べよう



物事がうまく運ぶようになるという縁起物として、冬至に食べると良いとされています。粘膜の保護、抵抗力の強化、高い抗酸化力、血行促進などの作用があり、冬にピッタリです。皮、わた、種にも豊富な栄養が含まれているので余すところなく召し上げってください。※ちなみに、冬至の七草とは、①なんきん(カボチャ) ②れんこん ③にんじん ④ぎんなん ⑤きんかん ⑥かんてん ⑦うんどん(うどん)。「ん(運)」がたくさんつくことから、縁起が良いそうです♪

<生活編>冬至と言えば「ゆず湯」



ゆずを湯船に浮かべて、じっくり入浴しましょう。冷たくなった体がじんわりほぐされ芯から温まります。血流が良くなり、副交感神経が優位になる上に、柑橘系の香りがストレスを緩和してくれます。忙しいと感じる時ほど、生活にひと手間かけて、心と体がホッとする時間を取り入れてみてください。

<運動編>あなたはできる?「足指タオルたぐり寄せ体操」※タオルギャザリング



フェイスタオルを縦に床に敷いて、その端っこに足の指を置きます。足指を握ったり開いたりするようにして、タオルを手前にたぐり寄せてみましょう。反対の端まで来たらもう片方の足でも行います。血行促進の他、腰痛やむくみの解消にも効果的◎足裏のアーチを作って美脚効果も期待できます!タオルを上手にたぐり寄せられない人は要注意!ですが、練習すればできるようになります。

<メンタル編>気持ちが塞いだ時は「太陽」を見上げて



太陽は陰陽の「陽」の象徴。日照時間が短い冬は、太陽からのパワーが少ないので、どうしても「陰」の影響を受けやすくなります。晴れた日は、太陽を見上げてパワーをもらいましょう。顔を上げることで、視点が上がって気持ちが前向きになり、ポジティブな発想やイメージが湧きやすくなります。

「君子南面す」という古文があります。北を背に南を向いて座るのが地位の高い人の定位置でした。君子は良い判断を下すために太陽の方向を向かい、そのパワーを補充する必要があったからです。現代においても、考え事は部屋の南側を向いてすると、陽のパワーが最良の選択へと導いてくれるかもしれませんね。

今年も一年お世話になりました!



ウィズコロナの生活も早いもので丸3年。今年は、外食や旅行が増えたり、ライブやスポーツ観戦に行ったりした方も多かったのではないでしょうか?未来に楽しみがあるというのは希望が持てるし、やっぱり良いですね。

個人的には、お話しているように、思い切って海外出張への同行を決めたこと、海外での数日間が印象に残る2022年でした。様々な経験を通じて視野が広がったし、可能性を感じる時間でした。「若い頃にもっと行っておけば良かった」と少し後悔もしましたが、今できること、今だから感じられることを吸収していきたいな、と思います。

皆さんはどんな一年でしたか?良かったこと、イマイチだったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、目先のことに追われる12月ですが、少し呼吸を整えて、一年を振り返ってみるのもオススメです。できれば「頑張ったな」「よくやったな」「成長したな」と思えるポイントをたくさん振り返って、自分を労い褒めてあげてくださいね。

今年も一年ありがとうございました!来年も、ますます皆さまの”ココロとカラダがととのう”きっかけになれるよう活動を続けていきます。暴飲暴食や夜更かしに注意しながら、それぞれの場所で穏やかな年末年始をお過ごしください。皆さまと皆さまの大切な人たちが、心身共に幸せであることを祈っています。

代表 櫻井正智

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