心と体の健康

メンタルスパイス~呼吸による自律神経の整え方~

皆さん、ココロとカラダをととのえてますか? あっという間に新緑の季節到来。あちこちで色鮮やかな植物たちが目を引く気持ちの良い季節になってきましたね。4月から新しい環境や人間関係が始まった方も多いと思いますが、そろそろ慣れてきた頃でしょうか?

季節の変わり目に体がエネルギーを消耗するように、生活の変化に順応するのにも、もちろんエネルギーが必要です。ついつい張り切り過ぎたり、予定を詰め込んでしまったり、休息の時間をおざなりにすると、あとあと自分を苦しめることになりかねません。ご紹介するいくつかの知識やセルフケアをマイペースに取り入れながら、心身ともに健やかな日々をお過ごしいただけたら嬉しいです。

不調の原因は自律神経の乱れ?



前途した通り、変化の時期には思っている以上にエネルギーを消耗します。そのため、寝ても疲れが取れない、日中眠くなってしまう、頭が重だるくぼ~っとする、めまいや頭痛が良くならない、このような症状に悩まされている方が多いかもしれません。原因のひとつに、エネルギー不足により自律神経の切り替えが上手くできていないことが考えられます。

腹式呼吸でニュートラルな自分に



リラックスモードの副交感神経と、アクティブモードの交感神経、この切り替えを助けてくれるのが、ゆったりとした「腹式呼吸」です。吸う時にお腹が膨らみ、吐く時にお腹が凹む「腹式呼吸」。これにより、肋骨(肺)の下にある横隔膜が上下に動き、自律神経のセンサーを程よく刺激する働きをしてくれます。ポイントは「フゥーッ!」と音が出るような強く勢いのある呼吸ではなく、苦しくない程度に鼻から「ゆっくり長く」「そ~っと静かな」呼吸を繰り返すこと。心の中で「1,2,3,4」とカウントを取りながら行うのもオススメです。※息を吐く時は口からでもOK

さらに、自分の状態によって、「吸う息」と「吐く息」のバランスを調整してみましょう。例えば、イライラしたり焦ったり気持ちが落ち着かない方、体が緊張しているように感じる方は、交感神経が優位になり過ぎています。そんな時は「吐く息」をよりゆっくり丁寧に吐き切ってみてください。反対に、ぼ~っとしてやる気が起きない方、体に力が入らないように感じる方は、副交感神経が優位になっています。そんな時は「吸う息」を少し大袈裟に、たっぷりと吸い込んでみてください。ちょっとした工夫で、心と体のバランスを整えることができます◎

自分で自分を追い込まない練習



春から新しい生活や人間関係がスタートした方は特に、「頑張るぞ!」「上手くやらなきゃ!」という意気込みがあったりして、ついつい無理をし過ぎてしまっているかもしれません。心当たりはありますか?もちろん、頑張ることは悪いことではありませんが、何事もやり過ぎは禁物です。最近の自分を振り返った時、「~であるべき」「~であるべきではない」こんな思考に捕らわれていた、ということはないでしょうか。

「手を抜いてはいけない」「私がやらないといけない」「人を頼るべきではない」。自分で自分を追い込み過ぎていませんか?本当に他の選択肢はないでしょうか?少し立ち止まって冷静になってみましょう。きっと、違う選択や方法が見えてくると思います。いかんせん、体が疲れていたり緊張していたりすると、心にも余裕がなくなってしまうもの。まずは、体の力がホッとゆるむようなことを探してみてくださいね。

ココロとカラダがゆるむあれこれ


・深呼吸する
・手首や足首をぶらぶら揺らす
・大きく伸びをする
・肩に力を入れてからストンと落とす
・大袈裟にため息をつく
・「ま、いっか」と声に出す
・好きなお茶を淹れる
・ゆっくり湯船に浸かる
・最低限の荷物で散歩に出かける
・セルフハグ(自分で自分を抱きしめる) など

▼YouTubeで呼吸法などもご紹介しています!


代表 櫻井正智

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