心と体の健康

メンタルスパイス~立秋を過ぎたら意識したいこと~

皆さん、ココロとカラダをととのえてますか?最高気温が35度を超える猛暑・・・実は昨年、私はこんな気温でも、45分間歩いて通勤していたのでした。運動不足解消のためとは言え、昨年の自分を褒めたくなります(笑)。最近は、主に自転車を利用していて歩くことが昨年より減っているので、新たなトレーニングを始めようと思っています。数年前に購入し、しばらく丸まったままだった筋トレマットを、改めて自宅に広げてみました!最近は、早起きも心がけているので、出勤前の習慣としてマイペースに続けていけたらと思っています!

暦の上では「秋」のはじまり



連日の暑さでとても信じがたいですが、立秋(2023年は8月8日)を境に、季節は秋へと移り変わります。季節の挨拶も、「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に。立秋とは、紀元前に中国で生まれた、太陽の動きに基づいた暦「二十四節気」のひとつ。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分割するので、4×6=24で「二十四節気」と呼ばれます。基準になるのは、太陽の動きがわかりやすい、冬至・夏至、春分・秋分。そして、それらのちょうど中間にあるのが、立春・立夏・立秋・立冬で、四季のはじまりとされています。

エネルギーは「陽」から「陰」に



秋のはじまりと言われても、まだまだ溶けてしまいそうな暑さは続きますし、夏休みも真っ只中。とは言え、立秋を境に、「陰」の季節が始まります。春夏には外向きで活発だったエネルギー(陽)も、秋になると内向きの落ち着いたエネルギー(陰)になります。それに合わせて、私たちの生活も少しずつ「陰モード」に切り替えてあげることが、心身を健康に保つための養生につながります。

例えば、体を動かすにしても、息が切れるようなものより、ゆったり呼吸しながら行うストレッチやヨガを選ぶ。夜更かししてしまいがちな時期ですが、夜はなるべく早めに寝るように心がける。休日に予定を詰め込んで忙しく過ごすより、何もしない日を決めて心と体を休める。あれこれ頑張ってやろうとせずに、ひとつのことに集中して取り組んでみる。立秋以降は、このようなことを意識して過ごしみてください。

秋の乾燥に備える潤い補給



まだまだ体感的には味わいにくいですが、高い湿度も徐々に下がり、乾燥の季節に変わっていく時期でもあります。外気の乾燥はもちろん、私たちの体内からも潤いが失われ、それが原因で心身の不調が出やすくなります。体調面では、肌の乾燥・咳や痰など呼吸器のトラブル・便秘など。精神面では、虚しさ・悲しさ・不安などを感じやすくなります。気が早いようですが、早め早めに対策しておけるよう、参考までにいくつかポイントお伝えします!

【体内から熱を逃がす】

汗をかくことで、余分な熱や老廃物を体から逃がすことが大切です。体に熱がこもったままだと、その熱が乾燥の原因になってしまいます。涼しい部屋でじっとして、夏の間に汗をかかないことは、実はあまりオススメできません。熱中症には気を付けつつ、比較的気温が低い時間帯に外に出たり、窓を開けて換気したり、涼しい部屋で体を動かしたりして、じわっと汗をかきましょう。唐辛子を使った料理で、発汗を促すのも良いです。新陳代謝が上がって、老廃物の排出を手伝います◎

【一日に必要な水分量を知る】

汗をかくことは大切ですが、同時に必要なミネラルも排出されてしまいます。ミネラル補給にはさまざまな方法がありますが、簡単かつ効率的なのは、お水を飲むこと。よく「1日2リットルは飲んだ方が健康に良い」と言われたりしていますが、必ずしも万人にとってそうとは言えません。ひとつの目安として、「体重(kg)×0.03=自分に必要な水分量(L)」という計算式があります。例えば、体重50kgなら「50kg×0.03=1.5L」。一見、量が多く感じるかもしれませんが、コップ一杯を180MLとすれば、一日を通して8杯程度ですから、そんなに難しくないかも?お水が苦手な方は、お茶やコーヒーでも良いですが、できれば、一緒にお水も飲めると良いと思います。

【飲み物以外からの水分補給を心がける】

どうしても飲み物で補うことが多くなりがちですが、そればかりだと内臓に負担がかかってしまいかねません。できれば、野菜や果物などからの水分補給も心がけましょう。キュウリやスイカ、冬瓜、桃、ぶどうなどは水分量が多くオススメです。今は年中どんな食材でも手に入りますが、「旬」と言われるものの方が、より栄養価が高く、その時期に心と体の健康を助けてくれます。手に取る食材ってどうしても偏りがちですが、「旬」を大切にした買い物も意識してみてくださいね。

自律神経を整えるやさしいヨガ



暦上は秋の始まり、とは言え、室内外の温度差が10度以上あるような毎日。温度調節のために自律神経が過剰に働き、思った以上にエネルギーを消耗しています。体がだるい、疲れやすい、寝ても疲れが取れない、疲れているのに眠れない。このような不調は、自律神経の乱れが原因かもしれません。心と体のバランスを取り戻すために、神経と関わる背骨をやさしく刺激するヨガのポーズをご紹介します。寝る前、布団の上でもできるので、良かったら試してみてください!

【キャットストレッチ】

四つん這いになります。
肩の下に手首、股関節の下に膝が来るように意識しましょう。
準備ができたら、吸いながら背中を反らして顔を上げて、
吐きながら背中を丸めておへそをのぞき込みます。
ゆっくり呼吸に合わせて、5往復行いましょう。
終わったら、お尻をかかとの上に乗せて、体を前に倒し、
重ねた手の上におでこを置いて、ひと休みします。



【橋のポーズ】

仰向けになります。
膝を立てて、かかとをお尻の方に近づけます。
足は腰幅程度に、腕は体の横に下ろします。
吸いながら、足の裏を踏みしめて、
お尻~腰~背中の順に、背中を床から浮かせます。
吐きながら、上から順に背中を床の上に戻します。
呼吸に合わせて5往復行いましょう。
終わったら、胸の前で両膝を抱き抱えて、
体を左右にゆらゆら揺らしてリラックス。



【緩やかなねじりのポーズ】

膝を立てた仰向けの姿勢に戻ります。
足を軽くそろえて、腕は肩の高さくらいに広げましょう。
軽く息を吸って、吐きながら両膝を右に倒します。
吸いながら膝を立てて、吐きながら左に倒します。
ゆったりとしたリズムで、呼吸に合わせて5往復行います。
終わったら、手足を楽に伸ばして休みます。
手の平を上に向け、口から
「はぁ~」とか「ふぅ~」と息を吐きましょう。



~対面レッスンならではの心地良さ~



コロナ禍もあり、YouTubeなどでヨガやストレッチを行う方が本当に増えたようです。おうちで気軽にできるのが魅力ではありますが、やっぱり対面レッスンにも良さがあるように思います。場の空気感や、一人じゃないという安心感、参加者に合わせたインストラクションで、呼吸をしたり体を動かしたりする心地良さ。

「ついていけるか自信がないから」と、なかなか一歩踏み出せない方が多いようですが、飛び込んでしまえば世界が広がります。「ヨガのイメージが変わった」「自分の体をこんなに意識したのは初めて」いろんな感想をいただいています♪最近は、多くても6名程度の少人数で行っています。ヨガをしたことがなくても、体がかたくても大丈夫です。だいたい日曜日の朝9:30~、国領駅前の「あくろす」で開催しています。どうぞお気軽にお問い合わせください(^^)/石井より



続けてますか?「よかった・ありがとう」の呼吸法



先月号でご紹介した、明るい脳を育てる呼吸法。寝る前に、吸いながら「よかった」と思い、吐きながら「ありがとう」と思う。たったこれだけで、脳の周波数がリラックスモードに入りやすく、体を回復するホルモンが分泌され、睡眠の質が上がり、寝起きも良くなるという、いいことだらけの「奇跡の呼吸法」でしたね?



私たちも引き続き実践してみています。もともと寝つきが悪い方ではありませんが、本当に気付くとスッと眠りについているし、心の中で「よかった・ありがとう」を繰り返すので、余計な考え事が浮かんでこないのも助かります。寝る前って、今考えなくていいような事を考えて、不安になったり焦ったりしがちですが、これは睡眠の質を落とす原因のひとつだそうです。逆に、「よかった・ありがとう」と繰り返すと、不思議と、今日あった良かった出来事とか、誰かの笑顔とか、心がホッとするようなことが浮かぶ気がします。皆さんは、どんな効果を感じましたか?感想などお聞かせいただけると嬉しいです!

代表 櫻井正智

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。