心と体の健康

メンタルスパイス~春後半のセルフケア~

皆さん、ココロとカラダをととのえてますか?GWもなんだか影が薄くなったような気がしますが、お休みの人は有意義な時間を過ごせたでしょうか。お客様からも、旅行に行ったり、ちょっと遠出したり、そんなお話を伺うことが増えてきました。コロナに対する意識や行動には個人差がありますが、できる限りの感染対策と共に、少しでも自分の心と体が喜ぶ時間も増やしていきたいですよね。

僕はというと、先月ようやくセッティングできた電動式の大きなプロジェクタースクリーンを満喫していて、ますます外に出なくなりました(笑)。でも運動不足の心配はないんです。なぜなら、訳あって引越しした関係で、実は今、片道40分歩いて通勤しているからです。雨の日はさすがに堪えますが、、、ダイエット継続中の僕にはちょうど良い!とプラスに捉えるようにしています。

梅雨目前!胃腸の調子を整えて元気に


4月はなんだか気温差が激しくて、着るものに困ったし、なかなか体調管理が難しかった印象があります。そして、5月とは言え、GWを過ぎると梅雨も遠くない雰囲気が出てきます。ジメジメした梅雨は苦手な人も多いと思いますが、早め早めの対策で元気に乗り越えていきたいですよね。

徐々に湿度が高くなるこの時期は、私たちの体の中にも湿気がこもりやすく、腸内にカビ菌が増殖しやすいと言われています。その上、新しい職場環境や人間関係のストレス、連休中の不規則な生活リズムが輪をかけて、ますます胃腸に負担をかけている可能性があります。クローゼットや押し入れに除湿剤を置いて対策するように、5月は胃腸を気遣う生活を心がけましょう

ポイントは「抗菌」&「脾」の養生


腸内環境を整えるために、抗菌作用のある食材を積極的に取り入れてみてください。一番手軽なのは「薬味系」。ショウガ、ニンニク、わさび、唐辛子など、もちろんチューブでも大丈夫◎ですが、時間がある時は、生の食材をすりおろしたり、千切りやみじん切りにしたり、ひと手間加えてみるのもオススメです。

湿度が高くなる梅雨~夏にかけて弱りやすいのが、消化器系の経絡「脾(ひ)」です。「脾」は湿度が苦手なので、軽い運動や入浴で汗をかいて、体の中から湿気を外に出すことがポイントです。適度な発汗は、この時期気になる“むくみ対策”にもつながります。また、食事に関しては、甘いもの(特に白い砂糖を使った生クリーム系)、アルコール類、スナック菓子などが「脾」を弱らせる原因になってしまいます。ストレスで欲しくなるものばかりなので、絶対食べるな!とは言いません(僕もチョコ大好き)。何事もそうですが、過剰な摂取は避けて、心と体をケアしましょう。

引き続き「肝」ケアも忘れずに!


5月は「メイストーム」と呼ばれる、台風並みの威力を持った温帯低気圧がやって来る季節です。気圧の影響で頭痛、めまい、眼精疲労などの不調が出る人は、「肝」が弱っている可能性があります。また、「肝」はストレスに弱い経絡なので、人間関係や生活環境に変化が出るこの時期は、引き続きケアしてあげたいです。「脾」に併せて、「肝」を元気にする工夫も取り入れましょう。

☆鉄分補給で「肝」を強く!


現代人の多くが「鉄分不足」です。そして、それが原因で心が傷つきやすくなり、小さな出来事が引き金となって、焦りや不安、食欲不振などの症状を引き起こします。鉄分は、心の安定に必要不可欠なのです。そこで、ストレスに弱い肝を強くし、心身を健康に保つためにも、鉄分を補う食生活を心がけましょう!

鉄分には、ほうれん草・小松菜・ひじきなどに多く含まれる「非ヘム鉄」。レバー、赤身の肉、シジミ、あさりなどに多く含まれる「ヘム鉄」があります。体への吸収は、「ヘム鉄」の方が5~6倍も高いので、できるだけ「ヘム鉄」を摂るように意識してみてください。

☆鉄分の吸収を高める「ビタミンC」をプラス!


代表的な食材として、ピーマン・ブロッコリー・キャベツなどが挙げられます。特に、ピーマンはビタミンA、C、Eも多く含まれ、抗酸化作用も高い野菜です。さらに、加熱調理しても栄養価が変わらないという特徴もあります。鉄分吸収アップの他、紫外線が気になり始めるこの時期には、積極的に取り入れたい食材のひとつです。

☆原っぱで裸足になってみよう!


ストレスに弱い「肝」を労わるためには、ストレス自体を軽減・解消することも大切です。気温も上がり、新緑が美しい5月!靴下を脱いで芝生の上を歩いてみるのはいかがですか?いつも靴下の中で縮こまっている足の指が開放され、普段味わうことの少ない感覚に五感が刺激されます。ストレス軽減のほか血行促進にもつながる、暖かい季節にオススメのリフレッシュ法です。もう少し暖かくなったら、子供たちに混ざって野川に足を入れてみるのも、気分がスッキリとするかもしれませんね。

五月病?燃え尽き症候群?呼吸法でセルフケア


4月から生活習慣や人間関係に変化があった人も多いと思いますが、調子はいかがですか?まだリズムがつかめない、新しい仕事に慣れない、苦手なタイプの人がいる、いろいろあると思います。迷惑かけないように早く慣れなくちゃ、と頑張り過ぎていませんか?頑張ることは悪いことではないけれど、自分の本当の気持ちや体の反応を見て見ぬフリし過ぎると、心身共にカラカラに枯れてしまいかねません。自分のココロとカラダにきちんと目を向けて、自分で自分を気にかけてあげることが、セルフケアの第一歩です。

ついつい頑張り過ぎてしまいがちな春にオススメの呼吸法があります。「4-7-8呼吸法」です。世界的に有名な健康医学研究者のアンドルー・ワイル氏が発案した呼吸法で、誰でも行えることから多くの人に取り入れられています。やり方はとても簡単です。

1)まずは、息を吐き切ります
2)鼻から息を吸いながら「4」数えます
3)息を止めて「7」数えます
4)「8」数えながら口から息を吐きましょう
⇒2~4を1セットとし、4セット行う

★ポイントと注意点★

*息を吸う時にお腹が膨らみ、吐く時に凹むように意識しましょう。(横隔膜を動かす)
*息を吐く時は口から「ふぅ~」と音を立てるようにして、息を吐き出します。
*座りながらでも、寝転がってでも、どんな姿勢でも大丈夫です。
※数字はあくまでも「カウント」で、秒数ではありません。無理なく行えるペースで試してみてください。
※一日に何度もやり過ぎないようにしてください。(多くても1日8セットまで)

最後まで息を吐き切り、たっぷり息を吸うことで自律神経が刺激され、「交感神経」と「副交感神経」のバランスが整いやすくなります。特に、吐く時間をより長く丁寧に行うことで、リラックスモードの「副交感神経」が優位になります。「4-7-8呼吸法」は、不眠や不安に悩む人にも効果的だと言われています。布団に入ってから明日のことを考えてしまう、なんとなく体の力が抜け切らない、という人にも是非試してみてほしい呼吸法です◎

5月の養生まとめ


*梅雨前から<胃腸ケア>
⇒「薬味」で腸内を抗菌
⇒程よい発汗で「脾」を守る

*鉄分補給で<肝ケア>
⇒ヘム鉄+ビタミンCが◎
⇒自然に触れてストレス解消

*<4-7-8呼吸法>
⇒深い呼吸で自律神経を整える

あなたのペースで生活に取り入れてみてくださいね!

代表 櫻井正智

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